福岡のお土産として非常に人気の「辛子明太子」。
辛子明太子とはスケトウダラの卵巣を唐辛子等を使った調味液で味付けしたもので、食材および食品の一種。明太子とはそもそも同じくスケトウダラの卵巣を材料とする食品たらこの別称だが、近年では辛子明太子の略称として「明太子」と表記される事が多くなっている。
現在では「明太子=博多」のイメージがありますが、実は戦前の明太子取扱量は下関のほうが圧倒的に多かった。そして戦後の1948年10月、朝鮮半島で海産物店の次男として生まれ、明太子についてもなじみが深かった川原俊夫が、博多中洲市場に入居して食料品店「ふくや」を設立、翌1949年1 月10日から、「たらこ」を発売した。当時、店頭に並んだのは唐辛子を含まないたらこであり、北海道や下関などで製造されたものだったが、このたらこの商品名は釜山のものにのっとり「メンタイ」だった。サンマ一尾が10円であった時代に、この「メンタイ」はひと腹120円もする高級品だったといわれている。この後、ふくやの川原俊夫が現在の調味料に漬け込む「辛子明太子」のスタイルを研究に取り組み、10年の熟慮の結果、1960年に改良された辛子明太子が「味の明太子」の名前で発売され、レシピの無料配布等で博多中に広まった。このふくやの辛子明太子が辛子明太子業者急増のきっかけとなり、1960年代に多くの辛子明太子業者が設立された。その後も1966年に 鳴海屋、1974 年に山本物産(現「やまや」)、1977年にかねふくが創業と、次々に辛子明太子業者が創業していき、1980年頃 大手業者によってパック品が製造され全国的に広められた。また近年では料亭や 老舗醤油メーカーなども明太子を扱うようになり、良質の原材料を贅沢に使用した高級品の研究も進んでいる。こうした背景から、現在でも全国の辛子明太子業者の70~80%が福岡市に集中している。
現在の明太子は日本近海、アメリカ、ロシアなどで獲れた原料卵を加工して製造しているが、明太子はその過程において多くの食品添加物を使用している。その代表的なものとして着色料、発色剤、グルタミン酸ソーダなどがある。そのなかでも発色剤として広く使用される亜硝酸ナトリウムは発癌性物質としての疑いが強く、使用量も法律で規制されているが、その殺菌効果からアメリカ等では保存料として一般的に使用されている。
最近の辛子明太子では着色料を使用しない「無着色タイプ」をよく目にするが、実はこれらの多くに発色剤やグルタミン酸ソーダ等が添加されている。それとは別に、亜硝酸ナトリウム等を使用しない、より健康志向の「無添加タイプ」も作られている。
健康志向と言えば、電子タバコもおすすめです。